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モザイクタイル

タイルの事を書き出してから、いろんなブログを訪れ、感じるのは、やっぱり人の手のぬくもり。
タイルをつくった人タイルを貼った人、その人の手温かさを感じてるんですね。
モザイクタイルで模様貼りしたり、乱形で貼るのは手間のかかる仕事ですが、楽しい仕事でもあります。時には自分の家や店のため、時にはお客さんのため、タイルを選び、模様を考え貼っていきます。目地を入れて完成する時、なんとも言えないものが有ります。その喜びが伝わっているんですかねー。
人の手のぬくもり、タイルだけの事でなく。器や道具、ファッション、住空間どれに対しても、それが求められている気がします。
癒し、そんな言葉でかたずけられていますが。物を通した人と人とのつながりじゃないのかな、昔はモノを作るというのは、まず自分のため、家族のため道具を作り、衣服を縫い、私の小さい頃は、母親に時々服を縫ってもらっていました。社会分業が進み、専門職の人のみ、モノを作る現代、物言わぬモノも多いですが、
母親が娘のためにキルトをつぐむように、モノ作りしている人もたくさんいます。
相手の見えないモノ作りは創造力のいる仕事ですね。
建築の場合施主の見える仕事です。思いを聞く事から始め、完成して喜んでいただくまで、お付き合いさせていただけます。そういう面では恵まれた物作りの環境なんだなーと感謝しています。
作り手と使い手、がもっといい関係になれるよう、自分が出来る事、、、、
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# by vanillaleaf | 2005-09-27 06:27 | タイル

タイルつづき

八年前ヴァニラリーフ開店準備で、ロスに買い付けに行き、おもしろいタイルは無いかと、タイルの卸し屋さんに行き、訪ねると、「世界最高のタイルがうちには有る」と、INAXのカタログを持ってきてくれた。
確かに精度、品質、は最高なんでしょうけど、タイルのおもしろさはそうゆう所じゃないから、探しにはるばる海を越えてやってきたのに、、、
そういったエピソードもありました。最近はINAXも60年代70年代に生産していた、釉薬むらの有る、暖かい感じのタイルを復刻させています。
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上の写真のグリーンとグレーのタイルはその復刻商品です。和風のお宅のお風呂ですが、銭湯のイメージでデザインしました。
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トイレのタイルもINAXのモザイクタイルです。どちらも手作り感の残る暖かいイメージがあります。国産タイルメーカーも最近がんばっているなー。
タイルは精度の高さじゃなく雰囲気です!  って完全に私の主観です。
下の写真は六角のタイルを連続模様になるように300×300のパターンを図面に書いてタイルメーカーにネット貼りを作ってもらいました。2平米ぐらいですが細かい対応もタイルメーカーではやってくれます、知らない人多いんじゃないかなー
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風呂トイレつながりで上の写真は大理石タイルととガラスタイルで構成しています。
鏡の周りのモールディングにはイタリア製のガラスタイルは最近の私のお気に入りNo1ラフな感じがとても気にいています。お次は(写真下)そのタイルをふんだんに使ったシャワー&トイレです、ここは和調の二丁がけタイルと合わせて和モダン調に仕上げたつもり。
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上の写真のトイレの壁の和調タイルをゆかにつかいました(写真下)。貼り方使い方でいろんな表情を見せるタイル達。 僕は好きだなー
つづき有ります。
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# by vanillaleaf | 2005-09-24 18:50 | タイル

タイル

最近DIYでタイルを貼ったりする人が増えてますね。ホームセンターなんかでもかわいいタイルが手にはいるようになりました。ヴァニラリーフでもタイルの小売をしているので、時々相談を受けます。店を始めた頃(8年前)はタイルはメンテが大変だとか、目地がすぐよごれると言って敬遠されがちでしたが、(そこについてはあまり改善されていません)アレンジの仕方、貼り方でいろんな表情を楽しめるので、見直されてきているようです。タイルを貼るときのボンドや目地材も色々開発されて、素人の人にも施工しやすくなってきています。

自宅のタイルは家内と子供達で貼りました。(写真下2枚)玄関の外はメキシカンタイルを割って気に入った柄タイルと一緒にモザイク貼りしました。所々にガラスタイルもちりばめています、目地はベージュです、目地の間隔をなるべく均一にすると感じ良く貼れます。模様の趣味は家内が主役で選びました。玄関内はマーブルの10ミリ厚の物を同じくモザイク貼りしました。
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ヴァニラリーフの施工例をまじえて色々紹介します。まづはキッチン。
カウンターやウォールによくタイルを使います。拭きやすい、洗いやすい、を主眼に置くお宅には使えないのですが、石やタイルの持つ暖かみが何ともいえない雰囲気を作ります
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上の写真のモザイクの部分は材料道具はこちらで用意しましたが、施主が貼ってくれました。自分の家に自分たちで施工した部分が残るというのはかなりうれしい事のようです。タイルの施工例かなりあるので続きは次回、
施工やタイルの種類など質問の有る方どしどしコメントでおたずね下さい。
知りうる範囲で答えさせて頂きます。

# by vanillaleaf | 2005-09-23 11:48 | タイル

関電VS大阪ガスエネルギー消費者争奪戦

住宅をプランするとき、オール電化かガス電気併用かよく相談を受けます。近畿エリアでは、関電と大阪ガスが、ちまたのメディアで激しい顧客獲得戦を繰り広げているおかげで、消費者は表面上だけの情報を聞きかじって混乱しているというのが現状。
エコロジー、CO2問題
化石燃料を燃焼させているのは同じでしょう。
(原子力発電に関しては、安全に処理できない核廃棄物を生産し続けている点では、大問題ですが、大阪ガスとの戦いとは関係ないのでここではおいといて)
消費エネルギーの変換効率は、発電時の発生熱のロスと送電時のロスで75%電気はロスすると大阪ガスは関電を攻撃しているが、それは火力発電のみの話で水力や原子力はどうなるのか、つっこみが著しく偏っている。
関電は関電でオール電化にすると電気ガス併用にするより必ずコスト削減になるように言っているが、一日中誰かが家にいるような家庭ではそうとは限らないし、ほっと料金やその他のサービス料金設定時のガス代とは比較していない。消費者にフラットな情報を与えていないのです。
電磁波問題、大阪ガスはIHクッキングヒーターの電磁波問題で雑誌あまから手帳 (大阪ガスが出版しているも同然)などを使って総攻撃を仕掛けているが、電磁波が、どこまで危険かは、グレーではあるがはっきりクロだとは証明されていないし、関電ではヘアドライヤーなどはクッキングヒーターの何倍も電磁波を出すと反論、まあグレーで有る事には間違いないので、気になる人にはバツですが、これも勝負はつかず。
ならば使い易さでと、どちらも奥様集めて料理教室、「掃除がしやすいお湯が早く沸く」と関電、ならば大阪ガスも、「ガラストップコンロの開発でもうちも掃除しやすいし、炒め物ならガス」、「いやいや使い方次第でカロリーの高い電磁調理器の方が美味しく出来ます」と関電、、、、、
お次は床暖勝負、大阪ガスはコスト安と柔らかい暖かさを主張、おまけに安値で床暖のマットや器具をばらまいてなりふりかまわない状態、でも消費者的にはこの戦いは、大阪ガス有利かも。
エコウィルに、エコ給湯の戦い、エコウィルはコウジェネレーション式ガス発電給湯システム、(ここで発電された電気の余剰は関電は買い取りしない)エコ給湯はヒートポンプ式の高効率電気温水器、
しかしここまでくると、消費者も訳が分からん状態、結局自分の好みの部分を拾って自分で判断するしかないって事ですか、ちなみにヴァニラリーフには関西電力の営業も大阪ガスの営業も来るのでどちらにも「うちの方がすばらしい」冊子を作ってもらって店内でもバトル進行中、どちらに肩入れもせず、お客さんの生活スタイルなどに合わせたアドバイスをして選んでもらってますが、一度どちらかに選択する変更するのにエラク費用がかかるので慎重に考えないと。

まあエコや省エネとのたまう戦いにかっこつけて実はエネルギー消費量増加をあおるエネルギー供給会社の話はおいといて、
出来るだけ化石燃料の消費を押さえた生活が出来るよう一人一人が工夫する事を考えよう。

# by vanillaleaf | 2005-09-21 17:54 | エネルギー

作らされる物、作る物

うちの店は建築事務所と雑貨店二つの顔が有ります。店内には作家物の陶器が有るかと思えば、メキシコのタイルもあったり、建築用油や、蜜蝋ワックスも置いて有ります。統一されたコンセプトは、作らされた物ではなく作った物です。何処がちがうんや?て感じですが、大きな違いが有ります。作った物は作った人がが想像力を働かせていると思うんです、陶器等の道具なら使う人の顔や気持ち、住宅なら住む人の笑顔、作りたくて作る人には想像力があるのです。当然使う人は作家の想像力やエネルギーを感じ感動し喜ぶのではないでしょうか、美しく表現する、楽しく表現する、力強く表現する、使いやすく工夫する、いろんな表現力が、誰かを幸せにしている。物にエネルギーを吹き込んでいるんですね。
企画物の工業製品がすべてダメとは思いません、うちにはテレビも冷蔵庫も有ります。ましてや今キーボードを打ち込んでいるコンピューターは工業製品の最たる物です。工業製品も企画、デザインし製品化するまで、そのスタッフ達は、無限の想像力で作り上げていっていると思います。おかげでずいぶん便利な世の中になり、有る意味生活が豊かになったと感じます、しかし製品は工場でラインにのって無機質に作り出され、ましてや労働力の安価な国に工場を持っていきロボットの様に心をマヒさせた状態で精度の高い製品を作らされています。電化製品や機械なんかは仕方ないと思いますが、
少なくとも道具というジャンルでは、作り手のぬくもりの伝わる暖かい物を、お気に入りの道具を、楽しんで使って欲しいです。
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写真上はドアの取っ手、郵便受け兼サイン兼ドアホンカバー、ゲートを鍛造の作家に作ってもらい施工しました。汗を流して叩いた鉄のパワーを感じます。
作らされる物、作る物_e0074935_17402193.jpg左はトイレの中の手洗いです。ボールはガラス作家さんに作って頂き、したのキャビネットとカウンターは無垢のモアビーで私が作りました。良いかも?いいか?

# by vanillaleaf | 2005-09-20 17:44 | 物作り

住宅建築に思う所や
建材等の話
施主とのやり取りなど

by vanillaleaf


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