エコ住宅を考えるシリーズ? 2.エコ住宅のコスト
前回の記事で、2つほどコメントをいただいたので、エコ住宅のコストについて考えてみます。
ウッドマイレージCO2※1とカーボンストック※2の観点で、地場産の木材を使用した、木造住宅が、エコ住宅として考えてみます。
エコ住宅が高く付く理由の一つとして、地場産木材の価格です。
地場の材木は京都府も京都府産木材認証制度等で地場産木材の使用を推奨しています。補助金もわずかですが出されています。しかし現状では民間の努力でお願いします程度の物です。
外国産木材との価格競争に破れ、建築工法も在来日本建築(木造軸組、土壁)からツウバイ工法や大壁工法などに代わり、これらの木をインペイしてしまい呼吸出来ないない工法では、杉など保水性の高い材木はくるい、壁内腐食等で不良建材のレッテルを貼られていました。
それらの理由で林業は衰退し、国産の材木を伐採、搬出製材する仕組みは崩壊し、ますます地場産木材を使う事が、コスト高につながります。
これらは、民間レベルで、大きく変えるというのはなかなか難しいと思います。国策として、国のエネルギー資源、カーボンストックの問題、循環型社会の構築もかんがえて、50年、100年、先を見つめた施策変更が必要だと思います。
では、木造住宅で、地場の材を使い、土壁の工法で住宅を建てるといくらぐらいかかるでしょう。
一概には言えませんが、だいたい坪単価100万円以上かかってくると思われます。
どこかのハウスメーカーが唄っている坪単価25万円で家が建つなら4倍以上かかる計算になります。
これでは、普通のサラリーマンが、銀行等でローンを抱えて自力で家を建てるのは到底無理です。
又今の日本の不動産鑑定の仕組みでは、建てて25年後には木造住宅は価値ゼロです。
親、子、孫、と使用し4倍かかっても4倍住めばコストは=になるはずですが、このシステムでは、銀行も資産価値を認めませんから、当然そんなローンは組めません。結局庶民には手の届かない物となっています。アメリカでは、不動産鑑定の仕組みがしっかりしていて、住宅にはお金をかければかける程、価値が上がっていきます。住みごごちが良くなり、資産価値も上がる、誰も解体するより、リフォームして価値をあげる。売るときも、目減りが少ないので、安心して住宅にお金おかける事が出来るのです。
そんな仕組みになれば日本も、しっかりた住宅を建てる事が出来る環境になるんじゃないかと思います。政府も200年住宅の推奨、認定を始めましたが、どうも大手ハウスメーカーよりの部分が大きく見えます。それに不動産鑑定、銀行、その他の施策もセットでなければ進まないと思います。
横道にそれますが25年で産廃になる住宅それらは燃やされてCO2を排出。解体運搬、環境負荷のオンパレードです。
エコ住宅のコスト、
日本の森林資源活用の活性化によって木材自給率を上げ、コストも含めた国内産木材の供給システムを再構築する事と。少々のコスト高が、減価償却としてはロウコストになるような国の施策が必要不可欠だと思います。
まあ不平不満ばっかり言っていても、仕方ないので、うちはうちで、出来る事から少しずつ取り組んでいきたいと思います。
※1 ウッドマイレージCO2
木材の輸送エネルギーを、輸送過程で排出する二酸化炭素の量で表したもの
※2 カーボンストック
樹木が成長するときに光合成によって大気中の二酸化炭素を吸収し、(炭素を主な構成要素として)木材に変換し炭素が固定される。
ウッドマイルズ研究会HPから引用
ウッドマイレージCO2※1とカーボンストック※2の観点で、地場産の木材を使用した、木造住宅が、エコ住宅として考えてみます。
エコ住宅が高く付く理由の一つとして、地場産木材の価格です。
地場の材木は京都府も京都府産木材認証制度等で地場産木材の使用を推奨しています。補助金もわずかですが出されています。しかし現状では民間の努力でお願いします程度の物です。
外国産木材との価格競争に破れ、建築工法も在来日本建築(木造軸組、土壁)からツウバイ工法や大壁工法などに代わり、これらの木をインペイしてしまい呼吸出来ないない工法では、杉など保水性の高い材木はくるい、壁内腐食等で不良建材のレッテルを貼られていました。
それらの理由で林業は衰退し、国産の材木を伐採、搬出製材する仕組みは崩壊し、ますます地場産木材を使う事が、コスト高につながります。
これらは、民間レベルで、大きく変えるというのはなかなか難しいと思います。国策として、国のエネルギー資源、カーボンストックの問題、循環型社会の構築もかんがえて、50年、100年、先を見つめた施策変更が必要だと思います。
では、木造住宅で、地場の材を使い、土壁の工法で住宅を建てるといくらぐらいかかるでしょう。
一概には言えませんが、だいたい坪単価100万円以上かかってくると思われます。
どこかのハウスメーカーが唄っている坪単価25万円で家が建つなら4倍以上かかる計算になります。
これでは、普通のサラリーマンが、銀行等でローンを抱えて自力で家を建てるのは到底無理です。
又今の日本の不動産鑑定の仕組みでは、建てて25年後には木造住宅は価値ゼロです。
親、子、孫、と使用し4倍かかっても4倍住めばコストは=になるはずですが、このシステムでは、銀行も資産価値を認めませんから、当然そんなローンは組めません。結局庶民には手の届かない物となっています。アメリカでは、不動産鑑定の仕組みがしっかりしていて、住宅にはお金をかければかける程、価値が上がっていきます。住みごごちが良くなり、資産価値も上がる、誰も解体するより、リフォームして価値をあげる。売るときも、目減りが少ないので、安心して住宅にお金おかける事が出来るのです。
そんな仕組みになれば日本も、しっかりた住宅を建てる事が出来る環境になるんじゃないかと思います。政府も200年住宅の推奨、認定を始めましたが、どうも大手ハウスメーカーよりの部分が大きく見えます。それに不動産鑑定、銀行、その他の施策もセットでなければ進まないと思います。
横道にそれますが25年で産廃になる住宅それらは燃やされてCO2を排出。解体運搬、環境負荷のオンパレードです。
エコ住宅のコスト、
日本の森林資源活用の活性化によって木材自給率を上げ、コストも含めた国内産木材の供給システムを再構築する事と。少々のコスト高が、減価償却としてはロウコストになるような国の施策が必要不可欠だと思います。
まあ不平不満ばっかり言っていても、仕方ないので、うちはうちで、出来る事から少しずつ取り組んでいきたいと思います。
※1 ウッドマイレージCO2
木材の輸送エネルギーを、輸送過程で排出する二酸化炭素の量で表したもの
※2 カーボンストック
樹木が成長するときに光合成によって大気中の二酸化炭素を吸収し、(炭素を主な構成要素として)木材に変換し炭素が固定される。
ウッドマイルズ研究会HPから引用
by vanillaleaf | 2009-03-05 10:16 | エコ住宅