人気ブログランキング | 話題のタグを見る

久々の弁柄(ベンガラ)塗装

大原わっぱ堂さんの茅葺き屋根の下屋軒先の瓦がずれて、
雨漏りで軒の天井が腐食していたので補修工事を施工しました。

最近わっぱ堂のランチはなかなか予約の取れない盛況ぶりとか、
施行させていただいたお店が繁盛しているのは嬉しい物です。
久々の弁柄(ベンガラ)塗装_e0074935_10205512.jpg

久々の弁柄(ベンガラ)塗装_e0074935_10211268.jpg

今回の補修は部分補修なので取り合いがなかなか難しい工事になります。
お店の建物は約140年前に建てらたもの、当然無垢材で出来ています。
樹種を選び。厚みや幅を合わせて製材した木をカンナがけして準備します。
腐った部分を切りのいい所まで取り除き、変えて行きます。
屋根瓦修理して軒天を塗装したら完成です。

この塗装、大原の古民家の木部は赤弁柄(ベンガラ)塗装が一般的です。
最近はペンキで代用される事が多いのですが、やはり自然塗料のベンガラで補修します。
柿渋で弁柄の粉を溶いて刷毛で塗布していきます。柿渋で溶く事で防腐防虫効果が得られます。
久々の弁柄(ベンガラ)塗装_e0074935_10215432.jpg

久々の弁柄(ベンガラ)塗装_e0074935_1022233.jpg

古い部分との差はありますがその内なじんでくる来るでしょう。
久々の弁柄(ベンガラ)塗装_e0074935_10225083.jpg

久々の弁柄(ベンガラ)塗装_e0074935_10231576.jpg

京都 大原 わっぱ堂

by vanillaleaf | 2013-06-16 10:25 | 自然素材

住宅建築に思う所や
建材等の話
施主とのやり取りなど

by vanillaleaf


ブログトップ
ヴァニラリーフ店舗情報