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おやじは癌と闘わない

正月早々、私の父が病院の検査で癌の宣告を受けて帰ってきた。
かねてから癌と闘わないという著書
「患者よ、がんと闘うな」近藤誠 文藝春秋社に感銘を受けていた彼は、
その本の著者に診てもらうべく東京の大学病院に診察を受けに行き、
結局何も治療をせずに経過を見るという方法を選択した。
「このままでも4、5年は大丈夫でしょう」との事
身内としては、それがどうゆう事かすぐには理解しかねた。
その先生曰く手術をしてもしなくても寿命は変わらない。
胃が痛い、食べ物が通りつらくなるなどの症状が出てから対処していくという事らしい。
発見と同時に大手術をして体にダメージを与えて病人状態で余生を過ごすより、
そのまま今と同じ健康状態での生活を少しでも長く続けられる方が良い。
そうゆう選択をした。
71才という年齢を考えるとそれも一つの選択枝だと思う、
しかし切除によりより寿命を延ばす事もできるのではないか?
確かに71で胃を全部切り落とせば、健康なおじいちゃんに戻るのは難しいと思う。
うーん本人じゃない者が、しかも専門知識のない私は彼の彼自身の選択を、支持するしかない。
しかし 患者よ癌と闘うな には、いろんな批判的な意見も書籍やネット上で紹介されている。
患者よ、癌と闘うな?  胃と腸
好きなようにしたら、ではすまないようにも思う。
3年前に柿山を買いUターンし去年古い村の公民館を買って老人コミュニティーを作ると息巻いていた矢先、いくつまで生きるつもりか?と思っていたが。こう言う時は突然くるのでした。
しかし今日東京から帰ってきた彼は、何もなかったように公民館の改装のプラン図面を無償提供させようと要望していった。

by vanillaleaf | 2006-01-21 15:45 | 日々の事

住宅建築に思う所や
建材等の話
施主とのやり取りなど

by vanillaleaf


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