テラコッタタイル

この記事のmimikichiさんのコメントに知りうる限りでテラコッタタイルについて書いてみます。
テラコッタテラはスペイン語で地球コッタは、焼かれたで、
まあ地球焼き、土焼き、自然焼き、て所です。テラコッタ自体は、秦の兵馬俑のの傭や埴輪などが元祖。全般的には素焼きの彫像やレリーフの事を指します。
e0074935_9583662.jpg
<階段の段板にテラコッタ使用>
日本でテラコッタタイルと一般的に言われている物は、素焼きの釉薬処理のないタイルの事です。
日本に流通しているのは、スペイン産イタリア産がほとんどで、メキシコ産は少ないですが、入手可能。
その中でも手作りの物、機械生産の物があり、微妙に雰囲気が違います。
素焼きの素朴感を求めて採用するのですから、製品精度の低い手作りの方が風合いが有って私は好きです。施工はしにくいと、職人さんには愚痴られますが、、、
メキシコ産のテラコッタは、天日干ししただけの物もあり、(アメリカのタイルやさんに聞いた話なので確証はありません)猫の足跡などが付いていたりします。
うちでもよくメキシコ産の天日干しタイルを使いますが、猫の足跡は、アタリ!て事で気にせず使います。
e0074935_9565962.jpg

特色としては、素焼きなので、
精度が悪く、施工しづらい。
しみこみやすい素材なので、汚れやすい外部ではカビやすい。
柔らかいので、かけやすい、傷つきやすい。
輸送時割れやすい。(これは施工してしまえば問題ないです。)
手作り感が有り、暖かな素朴な感じ
タイルの割に、空気を多く含んでいるので、裸足で歩いてもあまり冷たくない。
通常のタイルより柔らかいので歩いていても疲れない。
具体的な特徴は上記のような事です。
e0074935_9544258.jpg

適材適所、で使い分けが必要だと思います。
内部で使う場合、シミ汚れ対策としては、シーラー処理をすれば、
汚れにくくなりますが、綺麗に取れる、とまでは行きません。
ただ、廻りの素材が無垢の木や、漆喰、珪藻土などであれば、どれも自然と、劣化し汚れ傷ついていくのですから、いい感じの経年変化が楽しめると思います。
建物も住人も一緒に成長していくという事です。
ですが、新建材だらけの家には、おすすめしません。たぶんその部分だけ浮いてしまうと思います。全体のバランスが大切です。

床暖房の床材の素材としては、熱伝導率が悪いので、効率がいいという事はないのですが、
その分、暖かさの伝わり方が優しいので、いいと思います。
e0074935_10163684.jpg
<この下には床暖房施工>
外部は、日本で使用する場合、シミ、苔は防ぐ事は出来ないと思います。
シーラー処理をして苔シミにくくする程度しかできません。それは日本の環境になじむという事だと思います。私は嫌いではないのですが、これは好みなので、いやならば外部で使用する事は避けた方がいいでしょう。
でも古い洋館の日本製のレンガ塀が苔むしているのを見て、「いい感じだなー」と思った事はありませんか?
その感覚でなら使えると思います。
e0074935_9574243.jpg
<施工して四年目の玄関ポーチ>
ただ北向きの、暗い、じめじめした所は、避けた方がいいと思います。苔で滑りやすくなりますし。黒いカビもはえやすいです。
こんな所です。
e0074935_9592150.jpg

ただし、住宅は、上でも記述したように、トータルのバランスが大切です。
その辺の素材を使い慣れた専門家に具体的な状況、住人のライフスタイル、好みに合わせて、提案して貰い、管理して貰う事をおすすめします。いやがる施工業者に無理矢理施工して貰っても、いい結果は出ないんじゃないでしょうか。
以上、VANILLAな哲ちゃんのワンポイント建材講座でした。
mimikichiさん参考になりましたか?




先週末、京都は修学院の赤山に早めの紅葉を見に行きました。そのときのショット。
e0074935_1031347.jpg

なんと暖かな気候に桜が狂い咲きしていました。びっくり!
[PR]

by vanillaleaf | 2005-11-18 10:03 | タイル

住宅建築に思う所や
建材等の話
施主とのやり取りなど

by vanillaleaf


ブログトップ
ヴァニラリーフ店舗情報